キャンプに行くたびに、『これ持ってきてよかった!』と感じるアイテムって、実は地味なものが多いですよね。
派手なギアばかりに目が行きがちですが、細かい気配りができるアイテムこそ、実際には役立つことが多いんです。
このような地味だけど使えるアイテムを知ることで、初めてのキャンプでも失敗を減らせるし、余計なストレスを避けられます。
今回の記事では、初心者でも簡単に使える10個のアイテムを詳しく紹介していきます。これらのアイテムを取り入れて、キャンプをより楽しく、快適に過ごしましょう!

リーズナブルにキャンプの質を上げよう!
「あると地味に便利」なキャンプアイテム10選
1. モバイルバッテリー

キャンプ場には基本的に電源がないため、モバイルバッテリーは欠かせないアイテムの一つです。スマートフォンやカメラ、ランタンなど、さまざまなデバイスの充電に使えます。
スマートフォンの充電が切れると、写真を撮ったり、キャンプ情報を確認することができなくなるため、十分な容量のバッテリーを準備しておくことが重要です。
容量の目安としては、10,000mAh以上のものがおすすめです。これならスマートフォンを2〜3回はフル充電できます。
アウトドアでは、防水・防塵機能が付いたモデルや、ソーラーパネル搭載タイプ、懐中電灯機能があるものが便利です!

災害用としても、1つあると安心です!
選び方のコツ
持ち運びやすさを重視する場合、コンパクトで軽量なモデルが最適です。重量が200g以下であれば、バックパックに入れても邪魔にならないでしょう。
選ぶ際のコツは、容量、充電速度、耐久性を基準にすること。急速充電が可能なタイプは、短時間で充電できるため便利です。USBポートの数も考慮に入れることで、複数のデバイスを同時に充電することができます。
モバイルバッテリーの選び方の詳細
1.容量(mAh)
モバイルバッテリーにどれだけの電気が蓄えられているかを示す単位。mAh(ミリアンペアアワー)で表記され、数字が大きいほど容量が大きいです。
- 容量の目安
- 5,000〜10,000mAh:スマホ1〜2回分の充電に適しており、日常使いに便利です。
- 10,000〜20,000mAh:スマートフォン2〜4回分の充電が可能で、旅行や出張におすすめ。
- 20,000mAh以上:タブレットや複数デバイスの充電に向いています。
2.出力(W、V、A)
モバイルバッテリーがどれだけの速さでデバイスに充電できる指標を示す。
- 主な表記
- W (ワット) : 出力の総合的なパワーを示す。 数字が大きいほど充電が早くなります。
- V(ボルト):電圧を示し、一般的には5V(通常のUSB充電)や9V、12V(急速充電)が使われます。
- A (アンペア) : 電流値を示す。1A〜2.4Aが一般的ですが、急速充電には3A以上が必要。
3.ポートの種類(USB、USB-Cなど)
モバイルバッテリーに搭載されている充電ポートの種類。デバイスに対応しているかどうかを確認する必要があります。
- 主な種類
- USB-A : 従来のUSBポート。多くのデバイスに対応。
- USB-C : 新しい規格で、急速充電やデータ転送が高速です。
- Micro USB : 古いスマホや小型デバイス向け。
4.充電速度(急速充電、電力供給)
- Quick Charge (QC) : Qualcommが開発した急速充電技術で、対応デバイスを短時間で充電できます。
- Power Delivery (PD) : USB-C規格をベースにした急速充電技術で、スマホからノートPCまで多くのデバイスに対応。
5.サイズ・重量
容量が大きいほど、モバイルバッテリー自体のサイズや重量も増加します。 普段持ち歩きならコンパクトなもの、旅行や長期の外出には少し大きめのものが便利です。
6.安全機能
過充電防止や警戒防止、短絡防止などの安全機能がある製品を選んで、より安心してお使いいただけます。
7. PSEマーク
日本で販売されているモバイルバッテリーは、PSEマークが付いていることが法律で義務付けられています。これは製品が安全基準を満たしていることを示すマークです。
2. アウトドア調味料

アウトドア調味料は、地味ながらもキャンプの料理を格上げする必需品です。
外で食べる料理はシンプルな味付けが多くなりがちですが、調味料を少し加えるだけで料理の印象が大きく変わります。特に、スパイスやハーブ系の調味料は、バーベキューや焼き野菜と相性が抜群です。
アウトドア用に調合された調味料も多く、手軽に使えることが魅力。キャンプ初心者でも簡単に取り入れることができます。
定番スパイスとその特徴
アウトドア用のスパイスにはさまざまな種類がありますが、特に人気のあるのが「マキシマム」「ほりにし」「麻辣ペッパー」などの調味料です。
初心者でも簡単に使えて、どんな料理にも合うので重宝します。
焼き肉や炒め物、スープにサッとかけるだけで風味が増し、料理の腕前がアップしたかのように感じられるでしょう。
- マキシマム:スパイシーな風味が特徴で、和風の味付けにも合いやすい。
- ほりにし:にんにく風味が強く、焼き肉やステーキに最適。
3. ブランケット
ブランケットはキャンプにおいて多用途で役立つアイテムです。防寒対策として肩にかけたり、地面に敷いてクッション代わりに使うことや、焚き火の火の粉からイスや服を守ることもできます。コンパクトで軽量なものを選べば、持ち運びも簡単です。
ブランケットの選び方

キャンプでブランケットを使う場合、使用するシチュエーションを考えて選ぶのがポイントです。
おススメは火の粉に強いコットンのタイプ。これなら焚火で安全にくつろぐことができますよ!
サイズが大きすぎると収納に困ることがあるので、折りたたみやすく、バックパックに入るサイズを選ぶと良いでしょう。
収納ケース付きだと更にコンパクトになります。
4. キズパワーパッド
出典:BAND-AID
キャンプでは小さな怪我や擦り傷、やけどが起こりやすいです。そのため、キズパワーパッドは便利な救急アイテムのひとつです。
通常の絆創膏よりも治癒力が高く、数日間しっかり傷を保護できます。特に、秋冬キャンプでの乾燥や火傷には非常に効果的です。
怪我をしたときの対処方法と応急処置
キャンプ中の怪我は、軽度であっても迅速な対処が必要です。
傷をきれいな水で洗浄し、清潔なガーゼで押さえて出血を止めます。その後、キズパワーパッドを貼ることで、傷が早く治り細菌の侵入も防げます。
使用時は、傷が乾いた状態で貼ることがポイントです。
5. グローブ

グローブはキャンプにおける安全アイテムです。テントの設営や薪割り、焚き火の際に手を保護する役割があります。
テントのペグを打ち込むときやポールを固定する際に、手を保護してくれるだけでなく、力を入れやすくなるので効率的です。薪を持ち運ぶときには、トゲやささくれから手を守ってくれます。
焚き火やクッキングでは火傷することがあるため、グローブを着用して安全を確保することが大切です。耐熱性の高い耐熱グローブを選ぶと、火傷のリスクを軽減できます。
6. 耳栓

テントは基本的に家のような構造物に比べて壁(布)が薄く、夜間の音が気になりやすいです。
耳栓があれば、風の音や他のキャンパーのいびき、テントのジッパー音などから快適な睡眠を確保できます。
耳に不快となるノイズのみを遮断して、目覚ましアラームや警報は聞こえるように設計されたものもあります。
ぐっすり眠れるかどうかは翌日の活動にも影響するので、耳栓を使用して睡眠の質を向上させましょう!
7. サコッシュ

サコッシュは、貴重品や小物をまとめて持ち運ぶのに便利なバッグです。
肩から掛けるだけで、両手が自由になるため、テントの設営や調理の際に役立ちます。テントサイトを離れる際にも貴重品を常に身につけておけるので、防犯対策としても有効です。
キャンプでは突然の雨や川辺でのアクティビティ、飲み物のこぼれなどでバッグが濡れる可能性があります。防水・撥水加工が施されたサコッシュなら、貴重品や電子機器をしっかり守ることができます。
アウトドアブランドのサコッシュは、キャンプ向けに作られており、品質や耐久性が優れています。評判の良いブランドを選ぶことで、長く安心して使用できます。
無地やナチュラルカラーのものは、タウンユースにもマッチします!
8. レジャーシート

レジャーシートは、荷物を広げる際や座る場所の確保に役立ちます。
地面が湿っているときに敷けば荷物を保護でき、座り心地も向上します。サイズや素材によって使い方が変わるので、用途に応じたものを選ぶと良いです。
インナーテントの手前に置いて靴を着脱するスペースにしても良いですし、実はタープの代わりとしても使えます。
使い捨てと長持ちタイプの選び方
長持ちタイプは耐久性が高いですが、100均にあるようなタイプは小型で持ち運びやすいため、用途に合わせて選ぶのがポイントです。
荷物置き場やちょっとした足場程度なら安くてもいいですが、リビングスペースにしたり、タープ代わりとして使用するなら耐久性の高い物を選びましょう!
9.ハンギングネット
出典:Amazon
キャンプの時、テーブルの上がゴチャゴチャしてしまったり、洗った食器の置き場に困ったことはありませんか?そんな時に便利なのが ハンギングネット です!
食器類の乾燥や、小物の整理整頓の用途に使用することで、テーブルの上を占領しないので便利。
カトラリーや調味料、ライター、手袋などの小物をまとめておけば、探し物が減ってキャンプが快適に。小さなものほど迷子になりやすいので、収納場所を決めておくと安心です。
地面に直置きしないので、土や砂がつく心配もなく衛生的です。
10.ペグハンマー

「普通のハンマーでもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、ペグハンマーは、ペグ(テントやタープを固定する杭)を地面にしっかり打ち込むために設計されています。
普通の金槌やゴムハンマーと違い、適度な重さと打撃力があるので、硬い地面や砂利混じりのサイトでも楽に打ち込めます。
ペグを抜くためのフックや溝が付いているのもペグハンマーの特徴。
これがあると、撤収時に手で抜くよりも圧倒的にラクになります。
普通のハンマーだと、固く刺さったペグを抜くのに苦労することもありますが、専用のペグハンマーなら少しの力でスムーズに引き抜けるのがメリット!
ペグハンマーは、しっかりしたものを選べば何年も使えるアイテムです。
安価な普通のハンマーを使うよりも、キャンプ専用のものを持っておくと圧倒的に便利になります。
特に、テントやタープをしっかり固定できると風が強い日でも安心感が違います。
まとめ
今回の記事では、地味ながらも使えるキャンプアイテムを10個紹介しました。これらのアイテムを活用することで、キャンプの快適度が格段に向上します。
要点まとめリスト
クールに小物を活用して、より快適なキャンプを楽しみましょう!

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