家族でのキャンプがもっと楽しくなる!ファミリーテントの選び方完全ガイド

キャンプ道具

ファミリーキャンパー必見!家族でのキャンプを楽しくするファミリーテントの選び方完全ガイドをお届けします。子供を連れてキャンプに行くとなると、どんなテントを選べば良いか迷うことも多いでしょう。広さや設営のしやすさ、防水性能など、子供と一緒に快適に過ごせるテント選びのポイントを分かりやすく解説します。

ファミリーテントとは?

ファミリーテントとは、家族全員が快適に過ごせるように設計された大型テントの総称です。広々とした空間は、子供たちが遊ぶスペースを提供し、雨天時にも安心して過ごせます。また、テント内で家族全員が一緒に過ごせるため、家族の絆を深める機会にもなります。

ファミリーテントの基礎知識

基本構造と種類

テントには主に4つの基本構造があります。まずはそれぞれの基本構造の特徴について知りましょう!

  • ドーム型テント
  • キャビン型テント
  • トンネル型テント
  • ティピー型テント

ドーム型テント

最初に選ぶテントで最もおすすめなのがドーム型テントです!

  • 設営が簡単:ポールをクロスさせるだけで立ち上がるため、初心者でも手軽に設営可能
  • 風に強い:丸い形状は風を受け流しやすく、全方向からの風に均等に耐えるため、安定性が高い
  • 軽量:初心者向けに素材や構造がシンプルで軽量なものが多く、コンパクトに収納できる

キャビン型テント

  • 居住性が高い:壁面が立ち上がっているため、直立した壁と広い床面積により、テーブルや椅子などをテント内に配置するのが容易
  • 頑丈:強風や悪天候にも耐えられる頑丈なフレームを持つものが多い。重いため安定性が高い
  • タープとして使用できる:インナーテントを外すことでタープとしても利用可能で、デイキャンプ等でも活躍する

トンネル型テント

  • 広い内部空間:アーチになったのフレーム構造により、内部が広く開放的
  • 設営が簡単:フレームを地面に固定し、テントを吊り下げるだけで素早く設営可能
  • 通気性が高い:複数の出入り口や窓が付いていることが多く、通気性が良いため、夏の暑い時期でも快適に過ごせる

ティピー型テント(ワンポールテント)

  • デザイン性が高い:インディアンの住居に由来する円錐形のデザインで、キャンプ場で目立つ
  • 安価:布面積やフレームが少なく、収容人数に対して比較的安価に購入できる
  • 熱がこもりにくい:円錐形の形状により中央部分が高く、熱がこもりにくい。一方、寒さ対策が難しい場合がある

素材と耐久性

各素材にはそれぞれの強みと弱みがあり、使用する環境やニーズに応じて選択することが重要です。

フライシート等の特徴比較

テントの皮膚であるフライシートやグランドシートに使われる素材の特徴を比較してみました。
最初のテントには、価格の面からポリエステル素材が総合的におすすめです。予算に余裕があり、長期的なコストパフォーマンスを重視するならポリコットン素材おすすめ!

素材耐久性耐火性耐水性軽さ価格の安さ初心者おすすめ評価
ポリエステル★★★★★★★★★★★★
ナイロン★★★★★★★★★★
コットン★★★★★★
ポリコットン★★★★★★★★★★★★★★
ポリエステルとは

ポリエステルは、合成繊維の一種で、耐久性と耐候性に優れています。テントに使用されるポリエステル素材の最大のメリットは、その軽量性と高い引張強度です。
また、紫外線に対して強く、色褪せしにくい特性があります。さらに、撥水加工を施すことで、防水性能も向上させることができ、雨や湿気から内部を守ることができます。加えて、ポリエステルは速乾性があり、湿った環境でも乾きが早いため、収納時のカビの発生を抑えます。
これらの特性により、ポリエステルは様々な気候条件に対応できる万能なテント素材として広く利用されています。

ポリコットンとは

ポリコットンは、ポリエステルとコットン(綿)の混紡素材で、それぞれの長所を兼ね備えています。テントに使用されるポリコットン素材のメリットは、まずその通気性と断熱性です。綿が含まれているため、内部の湿気を調整し、夏は涼しく冬は暖かい快適な環境を提供します。また、ポリエステルの耐久性と軽量性により、コットンの重さや乾燥時間の長さといったデメリットを軽減しています。さらに、ポリコットンは自然な風合いと見た目が美しいため、キャンプサイトでの視覚的な魅力も高くなります。これらの特性により、ポリコットンは快適性と耐久性を両立したテント素材として評価されています。

テントフレーム素材の特徴比較

テントの骨となるフレームにも素材による違いがあります。
最初のテントには、扱いやすいアルミニウム素材が総合的におすすめです!初心者向けテントの多くは安いスチール素材を使用していますが、可能であればアルミニウム素材を選択しましょう!

素材耐久性錆びにくさ軽さ価格の安さ初心者おすすめ評価
アルミニウム★★★★★★★★★★★★★
スチール★★★★★★★★
カーボンファイバー★★★★★★★★★★★
グラスファイバー★★★★★★★★★★★
ポリプロピレン★★★★★★★★★★★★
アルミニウムとは

アルミニウムは軽量でありながら強度が高く、テントの設営や撤収が簡単になる点が大きな魅力です。錆びにくい特性を持ち、耐久性も高いため、長期間使用しても安心です。また、軽量のため運搬しやすいことも嬉しいポイントです。価格も手頃であり、コストパフォーマンスに優れています。このような特徴から、アルミニウム素材のテントフレームは初心者に最適と言えるでしょう。

サイズの選び方

家族の人数に応じて適切なサイズのテントを選ぶことが大切です。一般的に、家族全員が快適に寝られるスペースと、荷物を収納するスペースを確保する必要があります。
テントは通常、定員人数でサイズが表記されます。例えば、「4人用テント」は4人が寝られるスペースが確保できるということですが、荷物の置き場や快適さを考慮すると、実際には2〜3人で使用する方が良いでしょう 。定員より1〜2人多めのサイズを選ぶと快適です。

耐水圧

耐水圧の解説

テントの耐水圧は、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す指標です。耐水圧が高いほど、防水性が高くなります。一般的な耐水圧の目安は以下の通りです。

  • 500mm: 小雨に対応。
  • 1,000mm – 1,200mm: 普通の雨に対応。
  • 1,500mm以上: 強い雨に対応。一般的に推奨される最低耐水圧は1,500mmです

耐水圧が高いことのメリット・デメリット

「とにかく耐水圧が高いものを選べばいいのか!」・・・というわけではありません。
耐水圧を高くすることは強い雨に対応できるメリットがありますが、雨とは異なる観点でデメリットが発生します。

メリット

  • 防水性が高い: 耐水圧が高いほど内部への水の侵入を防ぎ、快適に過ごせる
  • 冷気の侵入を防ぐ: 耐水圧の高い素材は風や冷気の侵入も防ぎやすい
  • 耐久性が高い: 一般的に耐水圧が高い素材は耐久性も高く、長期間使用できる

デメリット

  • 重量が増す: 耐水圧が高いテントは、通常よりも厚手の生地を使用しているため、全体の重量が増える
  • 通気性が低下: 厚手のため通気性が劣ることがあり、夏場や湿度の高い環境ではテント内が蒸し暑くなることがある
  • コストが高い: 高い耐水圧を持つテントは製造コストが高いため、購入価格も高くなる傾向がある

ファミリーキャンプに必要な耐水圧

ファミリーキャンプで快適に過ごすためには、以下の耐水圧性能が推奨されます

フライシートの耐水圧: 1,500mm以上
これにより、普通の雨から強い雨まで対応可能です

グランドシートの耐水圧: 3,000mm以上
グランドシートは地面からの湿気や水分に直接さらされるため、高い耐水圧が必要です

これらの耐水圧性能を持つテントを選ぶことで、ファミリーキャンプの際に安心して快適に過ごすことができます。商品のページからチェックしてみましょう。

ファミリーテントに必要なポイント

家族全員の快適性を確保

ファミリーテントで最も重要となるのが、テント内部の快適性です。大人数で1つのテントで寝ることになるので、家族全員がリラックスして過ごせるよう、定員より1〜2人多めのサイズを選びましょう。
また、ベンチレーション等で通気性を高めたテントであれば、暑い夜でもある程度快適に過ごすことができます。

ベンチレーションとは、内部の空気を循環させるための通気口のことです。これにより、結露や湿気を防ぎ、快適な環境を保ちます。暑い夏の日でも涼しく、寒い夜でも内部の温度を適切に保つことで、全員が快適に過ごせます。

耐久性、耐水圧

ポリエステルやアルミニウムを使用したテントであれば耐久性が高く、長期間の使用に耐えることができます。また、耐水圧の高いものを選べば、急な悪天候でも安心して使用できる点もメリットです。これらのスペックは基本的に商品情報から確認できるので、確認するようにしましょう。

簡単な設営と撤収

設営と撤去にかかる時間を減らせれば、その分子供と遊ぶ時間を増やすことができます。テントの設営・撤収は慣れていなければ時間がかかりますし、ストレス溜まります。軽量な素材を使用していたり、複雑でない構造のテントを選べばキャンプをストレスなく楽しむことができますよ。

予算設定とコストパフォーマンスの検討

テントの購入には予算設定が重要です。高品質なテントは長持ちし、結果的にコストパフォーマンスが良くなります。テントは1万円以上するため出費は抑えたい所ですが、安物買いの銭失いとならないようにポイント部分を検討し、コストパフォーマンスのよいテントを検討しましょう。
初期投資を抑えたい場合は、レンタルサービスを利用して試してみるのが良いでしょう。購入価格の10~30%程度で利用でき、気になっているテントやキャンプ用品を実際に触ってお試しできるので、自分に合うギアを低コストで探すことができます!

おススメテントの紹介

初心者向け:おすすめのテント

初心者には、設営が簡単で扱いやすいドーム型テントがおすすめです。
例えば、コールマンの「タフドーム」シリーズは、設営が簡単で広い居住スペースを提供します。また、価格も手頃で初めてのキャンプに最適です。コールマンはコスパが良いことで有名で、迷ったらコールマン製の物を選べば間違いないですよ!

中級者向け:特定のニーズに応じたテント選び

キャンプ中級者であれば、スタイルや季節に応じたテント選びを行いましょう。
例えば、夏場には通気性が良いメッシュパネルが多いテントや、冬場には断熱性の高い素材のテントがおすすめです。2ルームテントであれば構造が複雑ですが、リビングスペースを作れるためタープが不要になります。

上級者向け:高性能テントとその特徴

キャンプ上級者は、高機能で耐久性の高いテントが適しています。
例えば、スノーピークの「ランドロック」シリーズは、大型で居住性が高く、耐候性にも優れています。また、高品質な素材を使用しており、長期間の使用にも耐えられるため、頻繁にキャンプを楽しむ家族に最適です。スノーピークであればメーカーによる永久保証が有名ですが、そういったアフターサービスも考慮すると良いでしょう。

テントの注意点

購入前に確認すべきポイント

テントを購入する前には、使用目的や必要な機能を明確にし、実際に使用するシチュエーションを考慮して選ぶことが大切です。また、口コミやレビューを参考にしたり、レンタルを活用したりすることで、実際の使用感や評価を確認しましょう。

実際に使用する際の注意点

テントを実際に使用する際には、設営場所の選定や天候の確認が重要です。また、適切なペグダウンとガイロープの使用で、テントの安定性を確保します。さらに、子供がテント内で安全に過ごせるよう、尖ったものや危険なものは置かないようにしましょう。焚火等を楽しむ場合は、素材によってテントの耐火性が低く火が燃え移りやすいので、十分注意してください。

メンテナンスと保管方法

テントの寿命を保つためには、定期的なメンテナンスと適切な保管が必要です。使用後は、汚れを落とし、乾燥させてから収納します。もし撤収時に乾燥しきれなかったら、家に帰ってから広げて乾かしましょう。また、収納場所は直射日光や湿気の少ない場所が適しています。これにより、次回のキャンプでも快適に使用することができます。

まとめ

最適なファミリーテントを見つけるためには、使用シーンやニーズに合わせて機能をリストアップし、口コミやレビューを参考にしながら検討することが重要です。テントの種類、素材、サイズなどを考慮して適切な準備と選択を行うことで、理想のキャンプが実現できます!

安全第一で準備をし、適切なテントを選ぶことで、自然の中での楽しい思い出を作ることができます。
キャンプ体験を通じて、家族の絆をより強固にしましょう!

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